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元編集者兼ライターで、現在はWebサイト制作・運用に携わるピーターが気になったあれこれや、日々感じたことについて。最近ちょっとだけまじめ。Twitter@PeterK723

◆諸橋近代美術館に行ったこと◆

ゴールデンウィークがあっという間に終わってしまった…

 

なんて言いつつ、

天気が荒れまくった上に気温も低かった5月3日(木)に

福島県にある諸橋近代美術館へ行ってまいりました!

 

 

Twitterにはこんな画像をアップしていましたが、

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実際はこれくらいどんよりしていました… 

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暗!!!!

山の上にあるおかげで、入り口の隅には少しだけ雪も……

 

 

さて、そんな諸橋近代美術館になぜ足を運んだかと言うと、

ご存知の方も多いかもしれませんが

同美術館は「アジアで唯一のサルバドール・ダリ作品の常設美術館」なのです。

 

2016年に東京・国立新美術館でダリの絵を見てから

ずっとずっと諸橋近代美術館にも行ってみたかったのですが…

ついにその夢が叶いました!!

 

 

まず、建物も敷地内の池とか自然も何もかも美しい…!

私の写真では完全なる曇り空なので、

ぜひ公式HPで美しい外観などを見てみていただきたいです。

dali.jp

 

入館料は大人950円。

私的には、こんなにダリを堪能できてこの値段…!と感じました。

ちなみに、音声ガイドは無料で貸し出されています。

 

 

ダリの作品は常時40点ほど展示されており、

時期によって入れ替えが行われているようです。

訪れるタイミングによって鑑賞できる作品が異なるので、

何度でも足を運びましょうということですね!!

 

 

そもそもこの美術館は、

美術館の名前にも入っている「諸橋さん」の

コレクションを基にした美術館とのこと。

 

創立者の諸橋廷蔵さんはダリの絵に魅了され、

自らダリの作品(絵画、彫刻、版画作)を約330点蒐集されたそう。

それらが順繰りに美術館で公開されているという仕組みなのです。

 

 

今回見に行って感動した作品の一つが「テトゥアンの大会戦」。

ダリ展でも展示されていた油彩画ですが、

サイズが大きい(約3m×4m)上に描かれているもの自体にも迫力があって

ほんと惚れ惚れしちゃいました。

その絵の手前には丁寧な解説もあって、

読み込んでから見てみると、また一段と魅力的に…

 

↓「テトゥアンの大会戦」見てみてください!

コレクション|諸橋近代美術館

 

 

それともう一つ、諸橋近代美術館は

ダリの絵画だけでなく彫刻(ブロンズ像など)も多数所有されていて、

「記憶の固執」などに登場する「溶けた時計」の像も

間近で見ることができました。しかも大きい!

 

とってもシュールで見応えもあるので、

ぜひ本物を見に行っていただきたい!!

 

 

ちなみに現在は、

「夢幻×無限 〜エッシャー、ダリ、福田繁雄〜」と

「コレクション展」も開催されていました。

www.youtube.com

 

エッシャーのだまし絵もおもしろかったし、

「コレクション展」にあったマリー・ローランサンの絵が

儚くて淡くて優しげな美少女ばかりでメロメロでした…

 

 

それと、入り口付近の撮影可能スペースでは、

こんな写真が撮れました!

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生で見ても、どういう仕組みなのかぜんぜんわかりませんでした(笑)。

 

 

あー! また行きたい!!!!

こうやってブログを書いていたら、

先日のワクワクドキドキがよみがえってきました…

 

ダリの絵はヘンテコなものが多いし、

「どうしてそういう発想になったの!?」って驚かされるものばかりですが、

それ故に(?)すごくすごーく引き込まれます。

 

前のブログでも書きましたが、

私は特段絵画に詳しいわけでもないのに…

「なんかいいな、素敵だな」と感じるものが多々あります。

 

 

最後に、入り口にいらっしゃる諸橋廷蔵さんと…

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◆読書のこと 04◆

このブログやTwitterなんかで度々書いていますが、
私はいま、女性アイドルが大好きです!!!!!

 

その気持ちの強さと、朝井リョウさんが書く「アイドル」って
どんな感じだろ…という好奇心から、『武道館』を手に取りました。

books.bunshun.jp

 

購入してから1週間。あっという間に読んでしまいました! 

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この本の発売は2018年3月。
出たばっかりなんだなーと思っていたんですが、
それは文庫の話であって、単行本は2015年4月の発売でした。

 

今から3年以上前に紡がれた物語ということになりますが、
「古い」とか「昔の話」なんて感じはしません。
むしろ、
(編集者として多少でもエンタメ業界に触れている身でありながら)
ぜんぜん新鮮に思えました!

 

それはつまり、アイドル業界の在り方だったり、業界を取り巻く環境が、
数年前からほとんど変わっていないということなのかもしれませんが…

 


さて、ここからは内容についてのお話です。
多少のネタバレも含みますので、
未読の方やネタバレが苦手な方はご注意くださいませ!

 


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本作は、NEXT YOUという架空のアイドルグループのメンバーである、
女子高校生の愛子を中心に展開される物語。


彼女の幼少期の思い出から始まり、
NEXT YOUが掲げる「武道館でライブを!」という夢に向かって
ひた走る物語…なんですが、
あるタイミングから、その様相はガラッと変わります。

 

もちろん、NEXT YOUのメンバーたちが武道館に立つまでの紆余曲折を、
様々なエピソードを交えがら描いているパートが大半を占めています。

 

NEXT YOUのメンバーは全員個性的で、
読み進めるうちに、どんどん彼女たちらしさが見えてきます。
しかし、その中において、主人公である愛子の人物像だけは
なんだかずっとぼんやりしているように感じていました。

 

「昔から歌や踊ることが好き」という特徴はあるものの、
外見の詳細なんかはよく分からず。
例えば、他のメンバーの体型が悪い意味で注目を集めてしまった時、
「そういえば、愛子の体型って細いのかな…?」となったし、
演技や作詞を始めたメンバーがいるという描写があっても、
「愛子にもそういう特技とか、やってみたいことってあるのかな」
なんて疑問が浮かぶくらい、彼女のイメージが湧きませんでした。

 

ライヴのシーンやメンバー同士の会話シーンは
その映像が頭に浮かんでくるようなのに、
愛子だけはリアルにイメージできなかったというか。

 


そんな愛子の「個性」というか「想い」が表出したあたりから、
どんどん物語に面白みが増して、引き込まれて、
勢いが生まれっていったように感じました。

 

そして、愛子の「想い」や「個性」が表出したあたりから、
この物語は、武道館を目指すアイドルたちの話から
「アイドルとして活動するふつーの女の子」の話に様変わりする…
と、ちょっと大げさかもしれませんが、私は思ったのです。
キーになるのは、彼女の母親と幼馴染である大地です。

 

母親と幼馴染とのエピソードから、
愛子がぼんやりとした存在から実体のある存在になって、
物語のなかや、物語を受け取った私のなかで、とてもイキイキしてきます。

 

もしかしてアイドルって、人間らしい感情を捨てて、
ひたすら綺麗に、なんの引っ掛かりも持たせない存在なのかもしれない…
と言ったら大げさなんですが、
「NEXT YOUとしての愛子」には、
ほんと人間味を感じなかったというか、実体がつかめなかったのに、
愛子の人間らしさが出てくると、彼女がぐっと身近に、魅力的になりました。

 


本作には、愛子や母親、大地以外にも様々な人物が登場します。

 

まずはNEXT YOUのメンバー。
元気っ子、優等生、お姉さん、妹キャラ、女優志向、ぽっちゃり…などなど
様々なタイプのアイドルが集まっています。
それ故に、巻き起こる事件も幅広いです。

 

また、愛子目線の物語の合間に、様々な関係者目線の話が挟み込まれています。
ライヴ会場のスタッフや振り付けの先生など、少しずつではありますが、
いろんな人の目線でNEXT YOUというアイドルグループが語られています。

 

改めて、アイドルという存在が、
様々な人との関わりの中で成り立っている存在なのだと感じました。

 

その他にも、NEXT YOUを支えるファンや、
心無い言葉を浴びせてくるファンではない人たち、
愛子の理解者である父親や、同級生。
いろんな人たちが出てきて、この物語を形作っています。

 

 

物語の後半、とあるスキャンダルが発覚します。
少し前の記事でも書きましたが、
解散やメンバーの脱退など含め、スキャダルと呼ばれるようなニュースは
そのアーティストのファンでなくても耳に入ってくるし、
それを知って何も感じないこともあれば、
「うわー最悪。アイドルとしてどうなの…」なんて、
よく知りもしないで(無責任に)考えてしまうこともあると思います。

 

しかし、『武道館』を読んだら、アイドルであり続けることって、
そんなに清廉潔白で在り続けないといけないのか…?と感じたし、
ぽっちゃり体型を中傷されたメンバーのエピソードを読んだ時は、
思春期なんだし、いくら気を付けようとしても
できないことだってあるだろうに…なんて気持ちになりました。


フィクションの世界だけでなく、
それってきっとリアルでも言えることのはずなのに、
なぜだかリアルになると思いやれなかったりするもの。
それは、当事者であるアイドル側の気持ちが、
アイドルでない私たちに「想像できない」からかもしれません。

 

作者の朝井リョウさんだって、アイドルではありません。
だから、ともするとこれは
「アイドルじゃない人間が書いた、妄想の産物」なのかもしれない。
本当のことは、アイドルたち本人しか知りようがないのかもしれない。

 

 

それでもこの物語を読めば、
アイドルを取り巻く環境が少しだけイメージできたり、
彼女たちが背負う期待やプレッシャーの一端を、理解できる気がしました。

 

そして、すごくすごく当たり前のことなんですが、
「アイドルだって普通の女の子」
だということも思い出されました。

 

普通の女の子でもある愛子と
NEXT YOUが選び取った未来を、どうか見届けてください。 

◆欅坂46のこと 05◆

2月1日(木)に、ひらがなけやきちゃんたちの

日本武道館@最終日に行ってまいりました〜!

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写真まで載っけておいてなんですが、

今回の記事は「私の独断と偏見による欅坂46メンバー紹介」の続きです!

3記事に渡る大作(?)となってしまいましたが、こちらで最後です。

 

グループとしてはもちろん、

メンバー個人個人もとても魅力的なので、

公式HPと照らし合わせて楽しんでいただければ幸いです!

www.keyakizaka46.com/

 


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⚫︎ 長沢菜々香さん

(ながさわ・ななこ/1997年4月23日、山形県生まれ)

通称・なーこちゃん、長沢くん。

バイオリンが得意&おとなしい雰囲気から、

結成当初はお嬢様キャラだったのに…

気付けば不思議ちゃん&大食いキャラに!

ぺーちゃんこと渡辺梨加さんと仲良し。

 

⚫︎ 長濱ねるさん

(ながはま・ねる/1998年9月4日、長崎県生まれ)

昨年12月に発売された写真集『ここから』の売り上げも好調で、

人気も注目度もグループ上位のねるさん。

アイドル然とした容姿をしていて、一見ぶりっこキャラに見えるけれど、

実は長崎の大自然で育った野生児。たくましい面もあり。

両親からの反対で最終オーディションが受けられず、

その後紆余曲折を経て「けやきざか46」と兼任で加入。

昨年10月リリースの5thシングル「風に吹かれても」から欅坂46専任になりました。

高校生クイズへの出場経験があり、実は知識が豊富。

 

⚫︎ 土生瑞穂さん

(はぶ・みづほ/1997年7月7日、東京都生まれ)

身長171cmで、欅坂46イチ身長の高い美人さん。

髪の毛がロングだった時期もありますが、

現在の肩につかないくらいの長さも

クールな雰囲気があってお似合いです…!

そんな容姿で中身はヲタク(アニメや漫画好き)というのも素敵なギャップ。

 

⚫︎ 原田葵さん

(はらだ・あおい/2000年5月7日、東京都生まれ)

「けやかけ」で「小学生」なんて呼ばれることもあるくらい、

幼くてあどけない雰囲気のメンバー。

いじられキャラでもあります。

かまってちゃんタイプで、楽屋で騒がしいこともあるよう。

 

⚫︎ 平手友梨奈さん

(ひらて・ゆりな/2001年6月25日、愛知県生まれ)

欅坂46の絶対的センター。6作連続で単独センターを務めています。

ナチュラルコスメブランド「24h cosme」のブランドミューズに就任したり、

メンズモデルとして「STREET JACK」に登場したりと、個人活動も多いです。

バスケットボールをずっとやっていたようで、運動神経抜群。

過去の映像なんかを見ると、昔はよく笑っていました…ね…

 

⚫︎ 守屋茜さん

(もりや・あかね/1997年11月12日、宮城県生まれ)

欅坂46イチ美意識の高いスポーツ女子。

めっちゃ美人で「綺麗なお姉さん」という雰囲気が溢れている一方で、

驚くほど負けず嫌いで熱血キャラ。

番組の企画(特にスポーツ絡み)で負けて、

悔しくて号泣なんてこともありました。

 

⚫︎ 米谷奈々未さん

(よねたに・ななみ/2000年2月24日、大阪府生まれ)

通称・よねさん。欅坂46の常識人。

ブログの文面からも真面目な雰囲気が伝わってきます。

実は潔癖症らしく、回し飲みができないそう。

(ロケ中に他のメンバーから回ってきた食べ物を拒む姿も見られました笑)

私服がダサいと言われていますが…?

 

⚫︎ 渡辺梨加さん

(わたなべ・りか/1995年5月16日、茨城県生まれ)

ドーリーでガーリーなファッション誌「LARME」で

レギュラーモデルも務める、人形のような可愛らしさと美しさの持ち主。

ちょっぴり不思議ちゃんで、カメラが回るとほとんど喋れなくなります…!

ただし、お笑い芸人・ゴー☆ジャスのネタ

「レボリューション」であれば、TVでも披露できる。

通称・べりか、ぺー、ぺーちゃん。欅坂46の最年長メンバー。

 

⚫︎ 渡邉理佐さん

(わたなべ・りさ/1998年7月27日、茨城県生まれ)

ファッション誌「non-no」の専属モデルとしても活躍。

ザ・クールの片割れ(もう一人は志田愛佳さん)。

めちゃくちゃたんぱくで、雰囲気がちょっぴり怖いことから

「女王様キャラ」とも言われていますが、女の子らしい一面もあり。


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以上、計21名!

3月7日にはニューシングル「ガラスを割れ!」のリリースも決定しましたね。

2018年も、欅ちゃんを追いかけていきます(*^-^*)