書きたいときに書きたいことを書きたいだけ。

元編集者兼ライターで、現在はWebサイト制作・運用に携わるピーターが気になったあれこれや、日々感じたことについて。最近ちょっとだけまじめ。Twitter@PeterK723

先輩に捧ぐ。

Web制作に携わり始めて早1年半。未だに「新人気分」が抜け切らないピーターです。


久しぶりにHTMLとCSSを書いたので宣伝させてください…

 

peterk723.com

 

 

さて、数時間ほど前に「新人エンジニアに1年間で身につけて欲しい能力」という記事を読みました。

 

qiita.com

 

 

 

コメント欄が改行位置への指摘で賑わっていますね! なんてことは置いといて、とっっっても耳の痛い内容でした。私は決して「新人」ではないけれど、、、現在進行形で不得意としていることがズラリと並んでいました。


なかでも、以下の3つがものすごーーーーく苦手です。

 

 

 

  • 事実と意見を分ける
  • 質問の経緯を明らかにする
  • 結論から書く

 

 




なぜ苦手なのか。

 

 

 

 

 

今まで誰も教えてくれなかったし…

そんな働き方知らなかったんだもん……

 

 

 

 

 

…なんて言ったら怒られそうですな。先輩に。

 

 

 

 

 

先ほど挙げたQiitaの記事を読みながら、私の脳内には「先輩」の声が響き、表情まで浮かび上がってきました。それはもうありありと。




「先輩」とは、今の会社で知り合いました。厳密に言うと、社歴は私の方が少しだけ長かったりしますが。


先輩はWebエンジニアではないため、コーディングを教わったことはありません。でも、仕事の進め方や悩んだ時の解決策の見つけ方はその人から学びました。デザイン案やコードの書き方を一緒に考えてもらったこともあります。


一見冷たそうに見えて、実は熱いというか情が深い。人や課題に対して根気強く向き合う姿、すごく尊敬していました。心の友ならぬ心の師匠。仕事で関わりをもった同世代に対して、初めて尊敬できる・信じられる・ついていきたいと感じました。

 

 

 

現職に就く前、私はちょっぴり天狗になっていた時期があります。同じ会社に6年ほど勤め、約9年間雑誌編集者として働いていたこともあって、「私は仕事ができるゾ」と思い込んでいたのです。

 

その後、未経験でWebサイト制作を始めると、覚えるべき知識が満載だったので、調子にのる暇なんてほとんどありませんでした。しかし、心のどこかでは「コーディングは下手くそでも、社会人スキルはそこそこある」なんて思っていたり…。特にメールや対面でのコミュニケーションには人並みか、人並み以上の自信をもっていました。

 

そんな私の鼻っ柱をバキッと折ったのが先輩でした。へりくだりまくった長ったらしい文章を心のどこかで美しいものだと思っていた私は、「結論から書いて」「読む人の時間を奪わないで」という先輩の言葉に「は? 伝えたいことが伝わらなかったら無意味だし、丁寧に書いてなんぼでしょ」なんて思っていました。

 

しかし、先輩から届く簡潔なメール(当然結論から始まっている)を目にするうちに、その素晴らしさや効率の良さに気付かされました。悔しかったけど、先輩が書くメールの数々は、読みやすくて分かりやすいものばかりでした。

 

先輩には、社内向けの通知メールやクライアント宛のメールを何度も添削していただきました。自分自身で十二分に校正して、「これ以上シンプルに書けるわけない」「これ以上省略したら冷たい文面になる」「意味だって通じなくなる」と思い込んでいた文章を、けちょんけちょんに言われたこともあります。

 

けちょんけちょんなんて書きましたが…、ごめんなさい。悔しさや、ちょっとした恥ずかしさから大げさに表現しちゃいました。


先輩はぼろくそに言ったり、理不尽な要求をする人ではありませんでした。これまた本当に悔しいのですが、指摘の仕方もめちゃめちゃ上手だったのです。

 

時には「納得いかない!!」と、歯向かったこともありました。でも、そんな私をねじ伏せるようなことは一切せず、平易な言葉で諭してくださいました。

 

…今、初めて平易が「へいえき」ではなく「へいい」と読むことを知りました……驚愕。

 

 

業務に関して相談する時には「何が聞きたいか先に言ってくれないと、何を答えるべきか考えながら聞けない」「それはどこまでが事実で、どこからがピーターの意見?」ということもよく指摘されました。事実と意見を混在させて話すことの危険性も教わりました。

 

何かを報告する際に、言い訳がましくあれこれ話そうとしてしまう私は「結論から話すように」という指摘も何度も受けました。


つい前置きばかり長くなってしまったり、先輩に声をかけておきながら「あれ? この場合の結論ってなんだ?」「私が一番聞きたいことって…?」と悩むこともありました。

 

そういう時って、たいてい「とりあえず先輩に話して解決してもらおう」といった具合で他力本願モードになりがちでした。主体的に考えて行動するようにと、何度も言われてきたのに。。。

 

 

 

いや~~懐かしい話だなあ~~~~~

 

 

 

と言いたいところですが、私は今でもまだこれらの癖が直りきっていません。意識的に変えないと一生直らない気がします。基本的で当たり前なことばかりなのに、なかなか難しい。。。

 

 

私に多大な影響を与えたその先輩は、昨年末に退職されました。

 

 

気付けば私はWebエンジニア1.5年生。私よりもあとに入社したメンバーも、いつの間にか増えていました。「まだ新人だもん」なんて免罪符を、自ら振りかざしている場合ではない。


「自覚を持て!!」「主体的に生きろ!!!!!」という先輩の声が、今でも聞こえてくるようです。なんなら脳内でこだましているような…


Qiitaの記事を読みながら、ついつい懐かしんでしまったけれど、そんな時間があったら改善のための努力を!と言われそうだな。


※冒頭で紹介したQiitaの記事は「先輩」が書いたものではありません。念のため!

 

 

 

記事内に書かれているコミュニケーションスキルは、現場で…というより社会人として必要なものばかりだし、身に付けるのが(少なくとも私にとっては)めっちゃ大変だよ…というお話でした。

 

エンジニアスキルをがっつりと求められない新人期間のうちに、ぜひ身に付けておきたいですね。私自身のことは棚に上げておきましょう。

 

 

 

 

 

最後にこっそりお伝えします。

先輩、独立おめでとうございます!