書きたいときに書きたいことを書きたいだけ。

元編集者兼ライターで、現在はWebサイト制作・運用に携わるピーターが気になったあれこれや、日々感じたことについて。最近ちょっとだけまじめ。Twitter@PeterK723

◆天職から転職すること◆

編集者兼ライターのピーターです!

 

約6年間勤めた編集プロダクションを今月いっぱいで退社し、

来月からはIT系企業という名の

未知の領域へ挑むことになりました。ガクブル

 

転職を決意した理由はいろいろあって

文章化するのがなかなか難しいのですが、

大きかったのは会社と私自身との方向性の違いかもしれません。

 

社内の会議で決まったことや

会社からの要求に疑問を抱くことが増え、

酷い時には「社内の誰とも話したくない」とか

「会社のプラスになるんだったら仕事をがんばりたくない」

なんて考えがまとわりついていた時期もありました。

 

今までは「仕事が好き」という気持ちで

だいたい何でも乗りきれていました。

 

例え残業や休日出勤が多くても、それに伴うお賃金が一切もらえなくても、

代休がとれなくても、有給なんてワードを口に出すことすらできなくても、

部署間での仕事量にめちゃくちゃ差があっても、

仕事をやったらやっただけ「これもできるよな」と

新しい仕事が降り注いできても、

意見がほしいと言われて発言した結果嘲笑されたり、

「やれと言っているんだから、お前がどう思うと関係ない」と言われても、

私は好きな仕事をやっているんだから…と

我慢することができていました。

 

 

しかし、次第に「好きな気持ちにつけこまれている」と感じることが増え

手遅れになる前に会社を辞めないと

編集の仕事自体に拒否反応が出てしまう…と感じていたところ

友人から「だったらうちにおいで!」と声をかけてもらいました。

 

ゲッカヨインターンへ行ったのが2009年春。

その頃から数えると、

約10年間エンタメ界隈で編集をやっていたことになります。

 

私はずっと、自分は編集者になるために生まれてきたと思っていました。

1000の苦しみに対して1の楽しさしかないとしても、

不満を感じたことはほとんどありませんでした。

足りない分は「やりがい」でカバーされていました。

 

編集者こそ我が天職!

 

編集の仕事に就かないのであれば

東京に居る意味などないと思っていました。

 

だからこそ、退職のご挨拶メールを関係各位に送った際、

「ピーターは編集者向きだと思うから続けてほいい」

とおっしゃってくださった方がいて、すごくすごく嬉しかったです。

 

 

それでも、そんな仕事でも、

身を置いている環境や自分の精神状態次第では

続けていけないと感じるものなのだと初めて知りました。

 

 

編集の仕事に未練がないわけではありません。

けれど「文章を書く」ことに関して言えば、

アイドルのインタビューや

発売前のCDのレビューにこだわらないのであれば

こうやってブログでも続けることができる。

今の私には、それがちょうどいいと思っています。

 

 

2月初旬から退社のことは決まっていたのに

なかなか社内の調整がきかず、

関係各位へのご連絡は直前となってしまいました。

 

その間、お会いした方々に退社のことを伝えられず

卒業が決まっているけれどまだ公にできないアイドルって

こんな気持ちなのかな…と考えていました。

 

 

前回の記事にも書いたように、

現在は転職に伴う引越しの準備でもバタバタしています。

新天地でもがんばれますように。

また「天職だ!!」と思える仕事に出会えますように。