書きたいときに書きたいことを書きたいだけ。

元編集者兼ライターで、現在はWebサイト制作・運用に携わるピーターが気になったあれこれや、日々感じたことについて。最近ちょっとだけまじめ。Twitter@PeterK723

◆漫画のこと01/PとJK◆

久しぶりに漫画を読みました!
(何気にこのブログで漫画の話題、初めてですね…!)

亀梨和也さんと土屋太鳳さん出演で実写映画化もされる
PとJK』(三次マキ・著)です!

kc.kodansha.co.jp


正直に書かせていただくと、
じ、実は、最初は、あまり、
良いイメージを…持っていなかった作品…です…。

というのも、
P(Polis=警官)とJK(女子高生)という設定が
なんだか不謹慎に思えてしまったのと、
「(警官とJKという設定が)奇をてらいすぎ…」
というふうに、ひねくれたとらえ方をしてしまったせいです。。
ああ…本当もう…。


読みもせずにこんなことを思うなんて、失礼すぎました。。
そうやって敬遠していた自分が
すごくすごく恥ずかしいし情けないです…


そんな大後悔が押し寄せるくらい、
本当に、本当に、本当に
おもしろいんです!!!!!!!!

 


続きはネタバレも含みますので、
読まれる方はご注意ください><

 


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▼ざっくりとしたあらすじ
高校生のカコは、年齢を偽って参加した合コンで23歳の功太と出会う。
ハプニングもあり、二人は距離を縮めたものの…
カコの本当の年齢を知った功太は大激怒!
なぜなら彼は、正義の味方・警察官だったのだ!!


そんな感じです。
設定があり得ない!なんて声もあるようですが、
ほんと、読まず嫌いをせずに
ぜひ読んでみてほしいです!


まず第一に、絵柄がすごく可愛いです。
線がシンプルで柔らかい雰囲気があり、
特にカコちゃんのふにゃっとした笑顔は
同性の私でもキュンキュンしちゃいます。

そして、絵柄の可愛さと同じくらい惹かれたのが
キャラクターたちの会話のテンポの良さ!
テンポが良いからなのか、会話だけでなく、
ノローグも含めた文章全体がすんごく読みやすいです。

私のテンポや好みとたまたま合致しただけかもしれませんが、
本当にキャラクター同士が喋っているかのように
スルスルと読めてしまうのです。
会話が脳内再生されると言うべきなのか…

その上、グッとくるセリフや共感できるモノローグ、
キャラクターと同じ目線でクスッと笑えるギャグもあり。
おかげで、現在発売されている全8巻分、
夢中で読んでしまいました。


これだけでも十分
「めっちゃ良い少女漫画やん!!」となるのですが、
さらにグググッときたのはストーリーでした。


実はカコちゃんと功太のお話ではなく、
脇役たちによるサイドストーリーがものすごく熱い!


カコに片想いをする不良・大神さんのエピソードや
カコの悪友・三門ちゃんの恋の話など、
脇役たちのストーリーに泣かされちゃいました。
特に大神さんのお話(4巻頃)ではまさかの大号泣;;


絵の雰囲気や、
ゆったりとしたテンポで歩んでいく
カコと功太のほっこり具合からは
まさかこんなに感動できる展開が
待ち受けていると思わず…。


ベタと言えばベタな展開ではありましたが、
鉄板だからこそツボがっきちり押さえられている。
キャラクターの表情やセリフが切なくて、
胸に迫るものがたくさんありました。


もちろん、カコと功太のやり取りは
すっごく可愛くてほっこりするし、
少女漫画らしいキュンキュン要素もたくさんです。
特に初めてのキスシーンなど、
私もカコちゃんと一緒になってワーキャーしちゃいました笑

 

そして、書く順番が最後になってしまいましたが、
「恋人が警察官」という設定も、
ところどころで活かされています。


警察官だからこそ正義感が強かったり、
警察官になった理由だったり、
「守る」ことへの強い責任感だったり…。
功太君、すごくかっこいいし素敵ですが、
時折見せる人間らしい脆い部分もたまりません!


漫画『PとJK』の物語が
実写映画ではどのように表現されているのか…
はたまたまったく別物になっているのか…?
漫画の続きと同じくらい気になります笑