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元編集者兼ライターで、現在はWebサイト制作・運用に携わるピーターが気になったあれこれや、日々感じたことについて。最近ちょっとだけまじめ。Twitter@PeterK723

◆マリー・ローランサン美術館に行ったこと◆

芸術の秋に先駆けて、

またまた美術館に行ってまいりました!

 

今回は、マリー・ローランサン美術館です。

marielaurencin.jp

 

ポーラ美術館マリー・ローランサン熱が再燃し、

やっとで足を運ぶことができました。

 

マリー・ローランサン美術館は

赤坂にあるホテルニューオータニ・ガーデンコートの

6階に位置する美術館です。

 

建物の外観だけでは美術館が入っているように見えないので

「ここで合ってるのか…?」と、

ちょっと躊躇ってしまったのですが、

警備員さんに行き方を尋ねたら快く教えてくださいました!

(聞かれ慣れているご様子でした)

 

 

6階でエレベーターを降りると…

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すぐに到着!

元はニューオータニ美術館のスペースだったそうです。

 

平日の夕方ということもあってか、

他の入館者の姿はありませんでした。

入館料の1,200円を払い、いざ中へ!!

 

 

まず感動したのは、

飾られている絵が全てマリー・ローランサンだということ。

(当たり前)

 

 

 

マリー・ローランサン100%!

 (当たり前)

 

 

 

想像してみてください。

あの淡い色使いで描かれた、

可憐で儚い、繊細で華やかな

少女たちの絵に囲まれるんですよ……

癒されないわけがない。

 

 

館内には、画家デビューから晩年まで、

年代順にマリー・ローランサンの絵画が並んでいます。

持ち味である淡い色使いの絵画が中心ではありますが、

初期のキュビスム風の作品ももちろん飾られており、

彼女の絵の変遷をじっくりたっぷり味わうことができるのです。

正にマリー・ローランサン100%!

 

私は初期の作品をぜんぜん知らなかったので、

ピカソみたいな絵も描いてたんだ…! とビックリ。

初期の絵では、輪郭線をくっきり描いていたんだなーとか、

肖像画美人だな〜〜〜とか、

いろんなことを考えながら、じっくり見ることができました。

 

 

特に、奥の方の展示室にはソファもあるので、

絵画の前に座って、ゆっくり眺めことができました。

私以外の来館者がいなかったので、

何度もあっちへ行ったりこっちへ行ったり…

思う存分見て回ることができました…(^-^)ヘヘヘ

 

 

なかでも「接吻」という作品が大好きなのですが、

もちろん飾られていました!

繊細で可愛くて儚げで、

見ているだけで優しい気持ちになれるのです。

ゆっくり見られて、本当に幸せでした…!!!

 

 

たっぷりじっくり堪能したと言いつつ、

滞在時間は60〜80分ほどだったと思います。

スペース的には、

30分もあれば全て見終えることができそうです。

 

 

最後に、入口付近のお土産スペースで

ポストカードを3枚購入しました!

 

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一番右にあるのがチケットで、

そこに描かれているのがマリー・ローランサンの自画像。

その隣にある二人の少女が描かれている絵が「接吻」です。

あーもう! ほんと可愛い!!!!!

 

 

可愛らしい絵の数々に癒され、

優しい気持ちいっぱいで

美術館を出ることができました(﹡´◡`﹡ )

 

 

ちなみに、この日は持参するのを忘れてしまったのですが…

数ヵ月ほど前、たまたま乗ったタクシーのなかで

マリー・ローランサン美術館の

200円引きチケットを見かけたのです。

 

「運転手さんの趣味かな…?」なんて

トンチンカンな想像をしていたのですが、

美術館のオフィシャルサイトを見たところ

どうやら下記のようです。

 

 

東京のタクシー会社グリーンキャブの創設者である

一般財団法人マリー・ローランサン美術館理事長高野将弘が、

数十年をかけて蒐集したマリー・ローランサン作品のコレクションは

質量ともに世界最大であり、

日本とフランスまたヨーロッパ文化の小さな架け橋となれれば幸いです。

マリー・ローランサン美術館「ABOUT」ページより)

 

 

知らんかった!!!!!

美術館に行ったあと、この記事を書いている時に知りました(笑)。

高野将弘さん! とっても素晴らしいコレクションでした!

 

 

場所的にも、見て回る所要時間的にも

気軽に訪れられる美術館だと思うので、

疲れが溜まってしまった時なんかに

また癒されに行こうと思います〜!!

◆ポーラ美術館に行ったこと◆

先月、念願だったポーラ美術館に行ってきましたー!!

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昨年行った「箱根ガラスの森美術館」も

すっごくキレイで素晴らしかったのですが、

ポーラ美術館も見応え抜群でした。

 

まず、敷地内の緑が美しすぎる!

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この通路の先(階段で降ります)が入り口なんですが、

建物もすごくキレイなのです。

 

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この時は、企画展「ルドン ひらかれた夢ー幻想の世紀末から現代へ」が

開催されていました。

ルドン自身の絵ももちろんパンチが効いているのですが、

鴻池朋子さんの「みみお」もすごく印象的でした。

神秘的な絵がたくさんありました…(^-^)

www.polamuseum.or.jp

 

また、同じく企画展で

「増田セバスチャン×クロード・モネ

 "Point-Rhythm World 2018 -モネの小宇宙-"」も開催されていました。

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増田セバスチャンさんは、

きゃりーぱみゅぱみゅ「PONPONPON」のMVの美術などで知られる方。

今回の展示もきらびやかなのに神秘的な雰囲気もあって

すごくすごくキレイでした!

polamuseum.or.jp

スペース自体は狭かったのですが、

「小宇宙」を感じることのできる展示で

こちらは撮影可でした!

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展示室の前にそびえ立っていた大きな展示にも迫力が…!

 

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モネの名作「睡蓮の池」に

インスピレーションを受けた展示のようですが、

ポーラ美術館には「睡蓮の池」も展示されているのです!!

本物を間近で見ることができて感動しました。

 

 

 もちろん「睡蓮の池」の写真はありません!

ありませんというか、

「撮影不可」なので当たり前なのです……

 

 

 

が!

 

 

 

ポーラ美術館には

「撮影可」の絵画もあるのです!!

 

 

 

撮影OKの絵があるなんて知らなかったし、

美術館の展示は「撮影NG」が当たり前だと思っていたので

ビックリ&感動でした!

 

ポーラ美術館の「よくある質問」にも

「一部の作品は、撮影可能とさせていただいております。

 詳細は展示室室内の案内パネルをご確認ください。」

と書かれているのです。

 

 

せっかく写真をたくさん撮ってきたので、いっぱい貼ります!

実際には、撮影可の絵画はこの倍くらいありました!!

 

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そしてそして、以前ダリ美術館(諸橋近代美術館)で見た

マリー・ローランサンさんの絵も

撮影可となっていました…( ;∀;)!

 

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そのあとの予定もあったので、

館内を全てきちんと回れたわけではないのですが

1時間半〜2時間くらい滞在しました。

 

入館料は大人1,800円ですが、

箱根駅や近隣のホテル・お店で前売り券をゲットできるようです。

公式HPでアナウンスしているなんて親切…!

www.polamuseum.or.jp

 

最後に、館内のカフェで一服したのですが、

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テーブルに置かれていた角砂糖が

ポーラ美術館仕様で可愛かった…(*´ー`*)

 

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◆中学生の頃、吹奏楽部だったこと 01◆

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あっと言う間にお盆が終わった……

 

お盆期間中は、少しだけ地元(福井県)に帰省していました。

上の写真は地元で撮ったものです。

空が広い上に夕焼けも夜空もすごくキレイでした。

 

 

帰省中、ちょっと懐かしい出来事がありました。

家族そろって高校野球を見ていた時、

どこかの学校のブラスバンド

オーメンズ・オブ・ ラブ」という曲を演奏していたのです。

 

その曲は、私が吹奏楽部に所属していた中学生の頃、

大好きだった楽曲の一つでした。今でもたまに聴いています。

私はチューバという大きな金管楽器を担当していて、

オーメンズ・オブ・ ラブ」を演奏したこともありました。

 

 

そして、その日の夜。

中学生時代からの友人と二人で

地元にあるイタリアンのお店で食事をしていたところ、

奥にある個室へと入っていく団体客のなかに、

とっても懐かしい人の姿を見つけました。

 

 

私たちの吹奏楽部の顧問だったM先生。

 

 

姿を見たのは、10年ぶりくらいだったかもしれません。

私も友人もびっくりして、

だけど個室から聴こえてくる話し声に「M先生だ!」と確信し、

めちゃめちゃテンションがあがっていました。

(二人ともシラフ)

 

しかし、先生は個室にいるため簡単には声をかけられず…

結果的には、会話をすることのないまま

私たちが先に店を出ることになりました。

 

帰宅してからも、「話したかったな〜」とか

「店員さんにお願いして呼んでもらうべきだったかな」なんて、

後悔だったり残念な気持ちが残りました。

 

 

そして、中学生だった頃のことをいろいろ思い出しました。

 

 

私にとってのM先生は、恩師そのもの。

今年の24時間テレビのテーマが

「人生を変えてくれた人」なんですが、M先生が正にそう。

 

 

 

ただし、最初からそうだったわけではありません。

 

 

 

M先生はTwitterをやられていないようなので、

きっとこのブログにたどりつくことはないだろうと

高を括って書きますが…

 

 

 

 

 

 

入部当初、私はM先生のことが大嫌いでした。

 

 

 

 

 

 

福井県のなかでも特に田舎で、

山のなかの小学校に通っていた私は、

自分が進学する中学校には

文化系の部活が2つしかないことを知っていました。

 

そのうちの一つが吹奏楽部。

私の地元では「ブラバンブラスバンドの略)」

という呼び方が主流でしたが、東京に出てから、

ブラバンよりも「吹奏楽部」が一般的であると知りました。

 

 

当然小学校のクラブ活動も選べるほど種類がなく、

小学校5年生から「金管クラブ」に所属して

トランペットを演奏していました。

 

 

そして、中学校進学とともに吹奏楽部に入り、

M先生と運命の……いや、

衝撃的な出会いを果たしました。

 

 

それは、出会い方が衝撃的だったのではなく、

M先生の発言が衝撃的だったのです。

 

 

吹奏楽部としての活動が始まって

まだ日が浅かった頃のミーティングで、

先生は私たちにこう言い放ちました。

 

 

 

 

 

 

「あなたたちはバカだ」

 

 

 

 

 

 

詳細な話の流れは覚えていませんが、

先生は、先輩たちも含めた40人くらいの女子中学生の前で

無表情のまま「バカだ」と言い放ったのです。

 

 

それまで「教師」という存在に

そのような発言をされたことのなかった私は、

凄まじく衝撃を受け、私以外の部員も絶句し、

場の空気は凄まじく凍りきました。

 

そして、ミーティングが終わって

先生が音楽室から去っていくと、

先輩も同級生も一様に「は?」「なんなん!?」と憤りました。

 

 

もちろん私も憤りました。普通にイライラしました。

 

 

まだよく知りもしない先生から

罵声を浴びせられた。

 

私個人が何かを言われたわけでもないのに、

無駄に高かった私のプライドは傷付けられ、

先生に対しての反抗心や嫌悪感だけが

高まっていきました。

 

 

 

そこで私は、先生に報復(?)すべく、ある行動に出ました。

今思えばとっっっても子供っぽいのですが……

 

 

 

校長先生にチクりに行ったのです。

 

 

 

M先生にはもちろん、担任にもバレたくないし、

同じブラバンの仲間や友人にも気付かれたくなかった私は、

給食の支度をする時間だったか長めの休み時間だったかに、

そそくさと一人で校長室に向かいました。

 

 

すると、校長室にたどり着く前に、

廊下で校長先生(もしかしたら教頭先生だっかもしれない…)に遭遇。

 

 

もともと校長室に入っていくことにためらいがあった私は、

近くに誰もいなかったこともあり、

その場で校長先生に声をかけました。

 

 

そして、そのまま、

部活の時にM先生が部員達に向けて

「バカだ」と言い放ったことを話しました。

 

「先生としておかしいと思います!」

なんて、自信満々に、正義感を滲ませながら。

 

 

 

私の主張をひとしきり聞いた後、

校長先生は静かに口を開き、私にこう言いました。

 

 

 

「確かにバカという言葉は、気持ちの良い言葉ではないね。

 では、どうしてM先生は、

 わざわざ君たちにそんなことを言ったんだろう?

 考えてみたかな?」

 

 

 

目からウロコでした。

 

 

 

「それはM先生がおかしい」とか

「私から先生に注意しよう」とか、

そういう反応が返ってくることしか考えていませんでした。

 

 

でも、校長先生は

M先生を否定するような言葉は一切口にせず、

「考えてみてほしいな」と残して、去っていきました。